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GLP-1
- GLP-1ダイエットとは
- このような方におすすめ
- 肥満は予防しておくことが大事
- GLP-1ダイエット注射の特徴
- 当院で取り扱っている薬剤
- GLP-1ダイエットのメカニズム
- GLP-1ダイエットは負担が少ない
- インスリン注射との違い
- 適切な指導で安心サポート
- 施術の流れ
- GLP-1の副作用・リスク
- 施術料金
- よくある質問
GLP-1ダイエットとは?
GLP-1とは小腸から分泌される、消化官ホルモンの1つで「痩せホルモン」といわれています。
正式名称を「Glucagon-like peptide-1(グルカゴン様ペプチド-1)」といい、頭文字をとってGLP-1受容体作動薬と呼ばれています。
元々、ヒトの体内に存在していますがこのGLP-1が体内に多く分泌されている方は太りにくく、少ない方は食欲が抑えられない為、太りやすく糖尿病になりやすい傾向にあります。
このGLP-1を自己注射で追加することで、食欲を自然にコントロールし痩せやすい健全な体質へと導くことができます。
このようなお悩みのあなたにおすすめ
- 今までに何度もダイエットに失敗している方
- 年齢とともに痩せにくくなった方
- 食欲が抑えられない方
- 血糖値が気になる方
- メタボと診断されている方
- 痩せる体質に改善したい方
肥満は予防しておくことが大事
厚生労働省の調査(2018年)では、成人男性の28.7%、成人女性の21.3%が肥満症という結果が報告されています。
肥満を放置すると様々な病気のリスクが起こりやすくなります。
一度病気になってしまうと、通院・入院費も莫大な金額になる可能性も懸念されます。
また日本人はもともとインスリンの分泌能力が低いため、小太りでも肥満による生活習慣病からメタリックシンドロームへと悪化してしまうケースがあります。
このようなリスクを回避するために、普段から体内環境を整えておくことは必要不可欠といえます。
※2018年 国民健康・栄養調査結果の概要 PDF
GLP-1ダイエット注射の特徴
自然に食欲を抑制
食べ物が小腸まで届くとGLP-1が分泌され、「満腹」の信号を脳内に送ります。
この仕組みを利用したのがGLP-1ダイエットです。
外からGLP-1を自己注射する事により自然と食欲を抑えるため、我慢することなくダイエット効果が得られます。
また消化を遅らせる作用もあるのでより満腹感が長く続き、摂取カロリーも自然と減少します。
我慢するダイエットは食欲が反動し、リバウンドを伴う事が多くなります。
その点、自然に食欲がなくなるGLP-1ダイエットは後戻りする事なく、過激な運動や食事制限することなく健康的に痩せる事が可能です。
極細の注射針だから自己注射でも痛みなし
自己注射というと痛みが伴うイメージがありますが、GLP-1ダイエットに使用される注射針は太さわずか0.23mm(長さ約4mm)と細く、通常の注射針(21G/太さ約0.8mm、長さ約25.4mm)の約3分の1です。
注射の痛みは皮膚1㎠あたりに100から200ある痛点に注射針があたることによって起きますが、GLP-1ダイエットで使用される注射針は「ペンニードル」と呼ばれ髪の毛の細さ程度の太さなので痛点にあたる面積が小さくなります。
また針の先には痛みが低減するように特殊なカットが施されているため、痛みをほとんど感じることなく、手軽に自己注射が行えます。
実際に使用された方は、「蚊に刺された」もしくは「ほとんど痛みがない」という方がほとんどです。
自宅で治療が行える
GLP-1は毎日自己注射が必要となりますが、自宅で治療を行えるので治療の度に、通院の手間がかかりません。
多忙な方でも生活スケジュールを調整しやすく、継続しやすい手軽な治療といえます。
運動する時間があまりなく、外食する機会が多い方にもおすすめのダイエット法です。
アメリカ、ヨーロッパ、韓国で認可されているから安心
GLP-1はもともと人間の腸で作られているホルモンなので、安全性が高く合成化学薬品などのような副作用の心配がありません。
日本では2010年に2型糖尿病の治療薬として承認されました。
抗肥満薬としてはアメリカで2014年にFDA(食品医薬品局)に認可され、ついで2015年にヨーロッパ28ヵ国で認可されています。
さらに、韓国の食品医薬品安全処でも認可されており、その安全性は世界各国で認められています。
将来的な生活習慣病予防に効果あり
肥満になると、糖尿病、高脂血症、高血圧、痛風、胆石症などになりやすくなります。
またこれらの病気が悪化すると狭心症や心筋梗塞、虚血性心臓病や脳卒中の原因になる可能性もあります。
GLP-1ダイエットではこれらの疾病を予防し、脂肪燃焼作用や膵臓の保護作用で健康的に痩せることが可能となります。
血糖値の急上昇を防止
食後などに血糖値が高くなると「インスリン」というホルモンが分泌され、それ以外の血糖値が低いときは「グルカゴン」というホルモンが分泌されることにより、人体は血糖値が一定になるように保っています。
この2つのホルモンを調整する「インクレチン」というホルモンの1種がGLP-1で、インスリンを促進し、グルカゴンを抑制する作用があります。
この作用により、血糖値のバランスが保たれ、急上昇を防止することも可能となります。
当院で取り扱っている薬剤
副作用が少ない1日1回タイプの薬剤を採用
当院では、吐き気や便秘などの副作用が少ない1日1回タイプの薬剤「Victoza(ビクトーザ)」を採用しています。
これらは、世界約38カ国で抗肥満薬として認可されているため安全性も高く、痩身効果以外にも脂肪肝の改善や記憶力低下の抑制などの効果が認められています。
サクセンダとビクトーザの違い
両者の大きな違いは1回の最大投与量が異なるという点です。
サクセンダもビクトーザも同じデンマークのノボノバルティス社の「リラグルチド」という成分の名前を変えた薬剤です。
もともとサクセンダは肥満症のお薬、ビクトーザは糖尿病用のお薬として発売されました。
両方とも、総容量は18mgと同じですがサクセンダは目盛りが「0.6」「1.2」「1.8」「2.4」「3.0」の5段階あります。
ビクトーザの目盛りは「0.3」「0.6」「0.9」「1.2」「1.5」「1.8」の6段階に設定されています。
サクセンダは1回あたりの投与量が目盛りで最大「3.0」まで可能ですが、ビクトーザは目盛り最大「1.8」までとなります。
1回の投与量を多い程、血中の濃度が上がった状態が長く続き、食欲が抑制されます。
患者様の体質や生活習慣を考慮して、医師が使用する薬剤を選びます。
GLP-1ダイエットのメカニズム
摂取した食べ物は胃から小腸へと移動します。
小腸に届くと、GLP-1が分泌され、「お腹がいっぱい」という信号を脳内の視床下部に発信します。
すると食欲中枢がこの信号をキャッチし、食欲が抑制されます。
GLP-1がもともと体内で多く分泌される方は、食欲が抑制されますが、あまり分泌されない方は食欲が抑えられず食べ過ぎてしまう傾向にあります。
このような方にGLP-1を投与することで満腹感を増大させ、食欲をコントロールすることにより太りにくい体質へと内側から改善します。
またGLP-1には消化を遅らせる作用や膵臓を保護する作用があり、さらに満腹感が長時間持続することが可能です。
この作用により、摂取カロリーをコントロールすることが可能となります。
GLP-1ダイエットは心身ともに負担が少ない
GLP-1ダイエットのメカニズムを利用すると、食事制限や過度な運動をしなくても健康的にダイエットが可能となります。
勿論、適度な運動と食生活を意識した方が効果は高くなりますが食欲自体が抑制されるため、自然と痩せる生活習慣へと変わっていくので我慢やストレスがあまり生じることがありません。
今まで、ストレスに耐えられずリバウンドしてしまった方に、是非試していただきたい治療法です。
GLP-1ダイエットとインスリン注射の違い
GLP-1はインスリン(糖尿病治療薬)ではありません
GLP-1ダイエットとインスリン(糖尿病治療)は混同されるケースがありますが、全く別の治療となります。
糖尿病の患者様は血糖値を下げるインスリンホルモンが足りないため、直接インスリンを摂取することが必要となります。
しかし、GLP-1ダイエットは直接インスリンに作用するわけではありません。
GLP-1はインスリンの分泌を促すホルモンの1種で、血糖値や摂取カロリーをコントロールする作用があります。
安全性が高くダイエット効果が認められているので、アメリカやヨーロッパ、韓国では抗肥満薬として認可されており、新しいメディカルダイエットとして期待されています。
日本では2型糖尿病の治療薬として保険適応がありますが、抗肥満薬としてはまだ認可されていないため自由診療となります。
低血糖のリスクが低い
GLP-1ダイエットには膵臓のβ(ベータ)細胞にあるGLP-1受容体と結合し、インスリンを分泌させ、グルカゴンを抑制する作用があります。
この作用で血糖値を一定に保たせることが可能となり、食後の血糖値の上昇や入浴、睡眠中に起こりやすい低血糖を防ぐことができます。
そのため、低血糖のリスクが少なく内臓脂肪、筋肉中の脂肪を減らすことができます。
適切な指導で安心サポート
自己注射や自宅での治療は、慣れるまでに時間がかかる方も多くいらっしゃいます。
安心していただけるよう当院では医師による丁寧な指導を行っております。
マンツーマンでカウンセリングを行いますので、相談しにくいお悩みや不安、気になる点などお気軽にお申し付けください。
患者様の体質や生活習慣を考慮して、当院医師が全面的にサポート致します。
施術の流れ
- 1. ご予約
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お電話、サイト内のカウンセリング予約、もしくはLINE予約にてご予約を承っております。
- 2. カウンセリング
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受付にて患者様用カルテに必要事項を記入していただいた後、カウンセリングとなります。
カウンセリングでは、患者様のお悩みや、生活習慣、食生活をお伺いします。
その後、患者様の体質や食生活に合った用法容量をご提案させていただきます。
この時に自己注射の打ち方や、頻度、容量などをわかりやすく説明致します。
疑問点や不安点などがありましたら、お気軽にお尋ね下さい。
- 3. 処方
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実際に自己注射を一緒に行わせていただき、レクチャーさせていただきます。
お帰りの際に、次のご予約までご使用いただく薬剤をお渡し致します。
- 4. ご自宅で定期的に自己注射
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ご自宅にて患者様ご自身で、自己注射を開始していただきます。
何か問題や質問があれば、当院までご連絡ください。
リスク(副作用・合併症)について
個人差はありますが、治療開始後、最初の方は胃部に不快感、胃が張っているように感じることがあります。
また、頭痛、便秘、吐き気など消化器官に副作用の症状が現れる場合があります。
体が治療に慣れてくると、このような副作用は徐々に消滅される方がほとんどです。
施術時間 | 1分 |
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腫れ・内出血 | ほぼなし(個人差あり) |
リスク | 吐き気、ふらつき |
施術料金
ビクトーザ | |
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1本 | 32,000円 |
2本 | 60,000円 |
3本 | 84,000円 |
※表示価格は全て、税込み価格となります。
よくある質問
- 本当に痩せますか?
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はい、痩せます。
アメリカでは体重管理治療薬として承認されており、実際に行われた実験でリラグルチドを20週間以上に渡って投与したところ、平均3.2㎏減量(個人差があります)し、血圧、総コレステロール、HbA1cも低下したと報告されています。 - 治療の副作用はありますか?
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個人差はありますが、治療初期に胃の不快感や、頭痛、便秘、吐き気などの副作用が起こる可能性があります。
治療に慣れてくるとこれらの症状はほとんど消滅されます。 - 治療の際、痛みはありますか?
- ほとんどないか、あっても蚊に刺されたような痛みです。 GLP-1ダイエットに使用される注射針は髪の毛と変わらない細さで先端のカットも工夫されているため、あまり痛みを感じません。
- 入院は必要 ありますか?
-
必要ありません。
ご自宅で決まった時間に自己注射していただくだけなので、定期的な通院のみとなります。 - 安全な治療なのでしょうか?
- もともと人の体内にあるホルモンと同じ成分なので、合成科学薬品などによる副作用のリスクもなく、安全に行える治療です。
- 治療を受けられない人はいますか?
-
以下のような方はGLP-1ダイエットによる治療は控えていただいております。
・糖尿病治療中で併用できない治療薬を投薬されている方
・甲状腺疾患、膵臓疾患がある方
・妊娠、授乳中の方
この他にも、不安がある方はお気軽にお申し付け下さい。